日本での英語学習
日本の場合、英語は大学受験で多くの人が習うため、参考書が多く出ており、安価に手に入ります。英語は比較的学びやすい環境にあるといえます。
英語の学びはじめ
私は今に至るまで、英語に苦手意識があります。
英語は中学校から学んでいます。当時は小学校からの英語教育もなければ、英語の塾などにも通ってはいませんでした。中学、高校時代は英語が苦手で、成績は平均よりも下でした。
「目的語」の意味すら分からなかったため、苦労していました。そりゃ英語の成績は平均より下になるよな、と思います。
いまだに、「目的語」なんて英語特有の表現を使うのではなく、格で教えて、ラテン語をはじめとして広くほかの言語でも使われている「対格」とすべきだと思っています。だけどドイツ語の4格はそのまま受け入れているので、文句は言えません。(目的語とは、文章における「~に」または「~を」にあたる部分の「~」に入る単語を言います。「~に」の場合は間接目的語、「~を」の場合は直接目的語といいます。)
高校時代、英語の定期考査で、質問自体も英文で出されたことがありました。さすがにこれには手も足も出なくて、相当悪い成績を取りました。しかし、定期考査は習った範囲がちゃんと学習し、アウトプットできるかを測るものです。だから、友人と英語教師に掛け合いに行き、その次の定期考査からは試験問題を日本語にしてもらいました。幾分か成績はましになった記憶はあります。ただ、それでも平均かそれを少し下回る程度でした。
大学進学も理系を選択しましたので、英語が上達することは20歳頃まで、特にありませんでした。
上達のきっかけ(大学時代)
大学入学早々に理系はついていけない、性に合わないと感じたため、文系への転向(いわゆる文転)を決意します。無事、大学3年生からは文系に進路変更できました。
その際についた言語学の先生は語学がとびきり出来る方でした。東京外国語大学のご出身で、英語はもちろん、フランス語、ドイツ語、インドネシア語など、さまざまな言語を使いこなされていました。
私はその先生から2年間、マンツーマンのゼミで指導を受ける僥倖に浴しました。
その前から『英文標準問題精講』などをやっていましたから、ある程度英語は読めるようになってはいました。
そのゼミでは英語が下手な私にいくつかの論文が提示され、その中から選んだ論文を読んでいく、という方法がとられました。いずれも英語の論文でした。そして英語の本を勧められ、読んでいくことになりました。
そうしたら英語の読めないこと、読めないこと。先生は根気強く私に論文の読み方を教えてくださり、2年後には何とか読めるようになりました。
さらなる上達へ(大学院時代)
大学時代の先生は私が卒業する年でご定年だったことから、大学院は別のところに進学しました。
大学院では言語学を志望していましたが、なりゆきで文化人類学を学ぶことになりました。ここでも厳しく英語の文章の読み方を指導されました。
今では押しも押されもせぬ文化人類学者となっているTim Ingoldの”The Perception of Environment”を少しずつ精読するゼミでした。こちらでもほぼマンツーマンのゼミで、先生曰く「ハイパー級」の英語を読んでいました。
しかし、英語が苦手なのは変わらず、修士論文の概要はみんなが英語で書くところを、私は中国語(繁体字)で書いて提出しました。ネイティブチェックは台湾人の友人に頼みました。
これから
文章を読むこと中心に習って培った英語力ですので、今でも会話は上手ではありません。なんとか大学時代、大学院時代に取った杵柄で、就職後に英検準1級を取得しました。そのころ、上司に『思考訓練の場としての英文解釈』を紹介してもらったり、高校時代に使っていた『マスター英文法』を通読したりしました。将来は英検1級を取得したいなと思っています。単語量が少ないので、それをどう覚えていくかが課題です。
紹介した本

思考訓練の場としての英文解釈
これは実は3巻本です。


